【名古屋で起業】スタートアップ必見!「新あいち創造研究開発補助金」で資金調達を成功させよう(2025年度版)
公開日 2025年2月3日 最終更新日 2025年3月3日
名古屋で起業したばかり、あるいはこれから起業するあなたへ。スタートアップにとって、資金調達は最初の大きな壁ですよね。「どこから、どうやって資金を集めればいいの?」「融資以外に方法はないの?」そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、愛知県が実施する「新あいち創造研究開発補助金」について、特にスタートアップ向けの「スタートアップトライアル枠」に焦点を当てて、わかりやすく解説していきます。この記事を読めば、補助金の概要、申請方法、注意点がわかり、資金調達の選択肢が広がります。
スタートアップの資金調達、こんな悩みはありませんか?
スタートアップの初期段階では、資金繰りが非常に重要です。しかし、以下のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
- 創業融資だけでは資金が足りない: 創業融資は、実績のないスタートアップにとっては、希望する金額を借りられないこともあります。
- 自己資金だけでは心もとない: 自己資金だけで事業を軌道に乗せるのは、簡単なことではありません。
- 投資家からの出資はハードルが高い: エンジェル投資家やベンチャーキャピタルからの出資は魅力的ですが、審査が厳しく、簡単には受けられません。
- 補助金や助成金は種類が多くてわからない: 国や自治体が実施する補助金や助成金は数多くありますが、情報が多すぎて、どれが自社に合うのかわからないという声もよく聞きます。
朗報!愛知県にはスタートアップ向けの補助金があります
そんな悩みを抱えるあなたに、ぜひ知っていただきたいのが、愛知県の「新あいち創造研究開発補助金」です。
「新あいち創造研究開発補助金」とは?
「新あいち創造研究開発補助金」は、愛知県内の企業等が行う研究開発や実証実験を支援し、県内の付加価値の高いものづくりを維持・拡大することを目的とした補助金制度です。2012年度の制度創設以来、今回で14年目を迎える、実績のある補助金です。
特に注目!「スタートアップトライアル枠」とは?
「新あいち創造研究開発補助金」には、いくつかの支援枠がありますが、スタートアップに特におすすめなのが、「スタートアップトライアル枠」です。
この枠は、過去にこの補助金の採択実績がない中小企業や、新たな事業展開を図るスタートアップを対象としています。つまり、初めて補助金に挑戦する企業や、新しいビジネスを始めようとしている企業に、特に有利な制度となっています。
他の枠との違い
「スタートアップトライアル枠」は、他の枠(例えば「研究開発 一般枠」)と比べて、以下のような違いがあります。
- 補助率が高い: 中小企業の場合、補助率は2/3です。(一般枠は1/2)
- 補助限度額が低い: 補助限度額は1,000万円です。(一般枠は最大1億円)
補助率が高いのは魅力ですが、補助限度額が低い点には注意が必要です。大規模なプロジェクトには向かないかもしれませんが、初期段階のスタートアップにとっては、十分な金額と言えるでしょう。
「新あいち創造研究開発補助金」のここがポイント!
「新あいち創造研究開発補助金」の、より詳しい内容を見ていきましょう。
対象となる事業分野
この補助金は、以下の2つの事業区分を対象としています。
- 研究開発: 新たな製品や技術の開発を目指して実施する研究開発活動。
- 実証実験: 技術の高度化、実用化、または製品の普及を目指して実施する技術的・社会的な課題の検証活動。
研究開発の場合、対象分野は、次世代自動車、航空宇宙、ロボット、デジタル(AI)、カーボンニュートラルなど、多岐にわたります。詳細は、公募要領をご確認ください。
参照: 新あいち創造研究開発補助金 – 愛知県 (https://www.pref.aichi.jp/press-release/shin-aichi/koubo2025.html)
対象となる事業者
申請できるのは、以下の要件をすべて満たす事業者(事業共同組合を含む)および市町村です。
- 愛知県暴力団排除条例に規定する暴力団員等でないこと。
- 事業を遂行するための資金を円滑に調達できること。
- 事業を運営・管理できる能力を有しており、事業を実施するための体制が整備されていること。
補助対象となる経費
補助対象となる経費は、研究開発と実証実験で異なります。
- 研究開発: 部品原材料費、機械装置費、委託外注費など
- 実証実験: 研究開発の経費に加え、実証実験補助に関わる人件費、広告宣伝費など
注意: 消費税は補助対象外です。
申請手続きの流れ
- 説明動画の確認(任意): 2025年2月19日(水)~2025年4月4日(金)午後3時まで
- 公募開始: 2025年3月24日(月)午前9時
- 応募締切: 2025年4月4日(金)午後3時(必着)
- ヒアリング: 2025年4月8日~14日
- 審査結果通知: 2025年6月上旬頃
- アクシアエキスポ2025での成果発表(推奨): 2025年6月4日~6日
申請は、電子申請のみです。愛知電子申請届出システムまたはJグランツを利用します。Jグランツを利用する場合は、ID取得に時間がかかるため、早めの準備が必要です。
審査のポイント
審査では、事業の目的や内容、事業計画、実施方法、経費、効果、技術優位性などが評価されます。
スタートアップトライアル枠は、審査において優先的に採択されるという優遇措置があります。
補助金申請の注意点
- 申請は1件のみ: 同一法人・事業者からの申請は1件に限定されています。
- 設備投資だけではNG: 単なる設備投資を目的とするものは対象外です。
- 支払いは事業完了後: 補助金の支払いは、事業完了後の生産払い(翌年度5月末)となります。
- 証拠書類はしっかり保管: 見積書から支払い資料まで、証拠書類一式(原本)の提出が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 募集期間は?
A1. 2025年3月24日(月)から4月4日(金)午後3時までです。
Q2. どんな事業が対象?
A2. 次世代自動車、航空宇宙、ロボット、デジタル(AI)、カーボンニュートラルなどの分野における研究開発や実証実験が対象です。
Q3. 申請に必要な書類は?
A3. 公募要領に記載されている応募書類一式が必要です。2025年度の様式を使用してください。
Q4. 相談できる窓口は?
A4. 愛知県経済産業局 産業部 産業科学技術課 研究開発支援グループが相談窓口です。
電話: 052-954-6370
メール: san-kagi@pref.aichi.lg.jp
まとめ
「新あいち創造研究開発補助金」は、特に「スタートアップトライアル枠」が、名古屋で起業するスタートアップにとって、非常に心強い資金調達の選択肢となります。
まずは情報収集から始め、申請を検討してみてはいかがでしょうか。
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