銀行で創業融資は受けられる?借りやすい銀行や融資の流れを解説
公開日 2023年9月19日 最終更新日 2024年2月26日
こんにちは、名古屋相創業融資支援オフィス@本山の佐治(さじ)です。
「開業資金を、銀行から借りたい!」
「でも、どこの銀行に相談すればいいのか分からない……」
とお悩みではないですか?
実は、まだ実績のない創業時だと、多くの人が名前を知っているような都市銀行(いわゆるメガバンク)から融資を受けるのは困難です。
なぜなら、メガバンクは経営実績のある大口取引がメインであり、業績のない段階では融資を申し込むことすらできないから。例えば三菱UFJ銀行のビジネスローン「融活力」では、業歴2年以上で確定した決算書2期分を提出できることが利用条件です。
そこでこの記事では、創業時でも融資を受けやすい銀行や、融資を受けるまでの流れについて解説します。
融資を成功させて良いスタートを切れるように、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
1. 創業融資を受けやすい銀行
創業融資を受けやすい銀行は、以下の2つです。
- 地方銀行
- 信用金庫(※融資先の地域が限定されており、厳密には銀行ではない)
都市銀行が大口取引を中心に扱うのに対し、地方銀行や信用金庫は地域社会の活性化を目指しているため、中小規模の創業融資が受けやすいです。
また、いずれも「信用保証」の利用を融資の条件にしているケースがほとんど。
信用保証協会が公的保証人になり、中小企業の資金繰りをサポートする制度。
利用するには、協会の面談・審査の上、信用保証料(信金により異なるが1万円程度)を支払う。
出典:もっと知りたい信用保証 | 一般社団法人全国信用保証協会連合会
お近くの地方銀行や信用金庫は、以下のサイトにて検索可能。支店によって創業融資を行っていない所もあるので、事前にチェックしてくださいね。
2. 信用保証協会保証付融資の流れ
信用保証協会の保証を受けた上で銀行から融資を受ける際の流れは、以下の通りです。
出典:信用保証のお申込の流れ | 一般社団法人全国信用保証協会連合会
上図の通り、まずは金融機関(銀行や信用金庫)に創業計画書などの資料を提出して融資と保証を申し込むと、金融機関の審査を受けることになります。
そして、金融機関の審査がOKであれば信用保証協会へ資料が回され、次は信用保証協会との面談・審査です。
注意点は、金融機関の審査に通過したからといって、信用保証協会の審査に通過するとは限らないこと。
信用保証協会の審査基準は、地域や申込者の状況によって異なります。エリアの傾向は金融機関の担当者が把握しているため、事前によく相談しておきましょう。
3. 銀行以外の創業資金調達方法
創業のための資金調達には、銀行以外にも以下のような手段があります。
- 日本政策金融公庫の創業融資
- 地方自治体の制度融資
- 助成金・補助金
- クラウドファンディングなどによる出資者の募集
- カードローン
特に日本政策金融公庫の創業融資は、上限金額や金利、返済期間が信用保証協会保証付融資とほぼ変わりがない上に、保証人や保証料なしで融資を受けることができます。
日本政策金融公庫を利用するメリットを以下の記事でより詳しくご説明しているので、ぜひご一読ください。
▶【事実】公庫からの借入をおすすめする8つのメリット
4. まとめ
銀行の創業融資について、理解が深まったでしょうか?
記事でご説明した信用保証協会は、資金力の弱い中小企業・小規模事業者が融資を受けやすくなるようにサポートする公的機関です。事業の強い味方になってくれる存在なので、うまく連携をとれるようにしましょう。
「金融機関や信用保証協会の審査に通るか不安……」
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