「予実管理」の重要性：新規ビジネスの成功への鍵
こんにちは、名古屋相創業融資支援オフィス＠本山の佐治（さじ）です。
新規ビジネスを成功へと導くためには、計画的な取り組みが不可欠です。その中でも、特に「予実管理」の徹底は成功のカギとなります。本稿では、予実管理の重要性とその適切な取り組み方について説明します。
1. 予実管理とは？
予実管理は、設定した予算とその後の実績を比較・分析する手法です。これにより、ビジネスの進行中に目標との乖離を早期に発見し、その原因を解明。適切な対策を迅速に打つことができます。
2. 成功への第一歩: 目標の明確化
成功のためには、まず目標を明確に設定する必要があります。具体的な目標設定のための「SMART」原則を利用しましょう。
- Specific（具体的）: 明確に何を達成するかを定めます。曖昧な目標ではなく、具体的な行動や結果に関する目標を設定します。
- Measurable（測定可能）: 目標達成の進捗を測定する方法を定めます。これには数値目標などが含まれます。
- Achievable（達成可能）: 目標が現実的で達成可能であることを確認します。過度に高すぎる目標は目標として機能しません。
- Relevant（関連性）: 目標がビジネスやプロジェクトの全体的な目標やビジョンに対して関連性があることを確認します。
- Time-bound（時間制限）: 目標達成の期限を設定します。これにより、目標達成のための行動計画を策定しやすくなります。
この「SMART」原則に従い、明確かつ測定可能な期限付きの目標を設定することで、進捗の管理や戦略の調整が容易になります。
3. アクションプランの策定
目標が決まったら、その達成に向けたアクションプランを策定します。具体的には以下のステップを踏むことを推奨します。
- 現状の把握: まずは現在地を正確に理解する。
- 必要なアクションの洗い出し: 目標達成のための必要な行動や手段をリストアップする。
- 実行計画の策定: 洗い出したアクションをもとに、具体的なタイムラインや担当者を決定する。
- 定期的な進捗チェック: 継続的に状況を把握し、計画の調整や改善を行う。
4. 予実管理の実施
予算や目標との乖離を確認し、適切な対策を考えることが予実管理の核心です。以下の手順を踏んで、効果的な予実管理を行いましょう。
- 予算と実績の比較
- 乖離の原因分析
- 対策の検討と実行
- 成果の振り返りと改善
ビジネスの運営やプロジェクトの進行において、こういった予実を振り返る時間は極めて重要です。そして、この振り返りを更に効果的にするために、外部の人間を交えることを強くおすすめします。
外部の人を交えることでデッドラインを設けることが自然と求められ、これが結果として先延ばしになることを防ぐ助けとなります。
また、私たちは知らぬ間に業界の常識や慣習に囚われることがあります。これは「うちわの話」とも呼ばれ、既存の枠組みに固定化してしまいがちです。外部の人間が振り返りに参加することで、このような視野の狭さを打破し、新しい視点やアイディアを取り入れることができます。
5. まとめ
新規ビジネスの成功のためには、計画的な取り組みとその実行・検証のサイクルが必要です。予実管理はその取り組みをサポートする重要な手段ですが、あくまで一つのツールです。持続的な成功のためには、予実管理の結果を基にした振り返りと改善が欠かせません。
あなたのビジネスを成功へ導くパートナーとして
予実管理は新規ビジネスの成功のための必須のスキルですが、一人での取り組みには限界があります。私たち名古屋創業融資支援オフィス＠本山では、創業融資の申請サポートから中長期的な顧問契約による予実管理まで、ビジネスの各段階でのサポートを行っています。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
著者情報
- 税理士(名古屋税理士会), 行政書士(愛知県行政書士会）, 宅地建物取引士(愛知県知事), AFP(日本FP協会）
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「税理士業はサービス業」 をモットーに、日々サービスの向上に精力的に取り組む。
趣味は、筋トレとマラソン。忙しくても週5回以上走り、週4回ジムに通うのが健康の秘訣。
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