【名古屋で起業するなら知らなきゃ損!】あなたのアイデアが街を動かす?「NAGOYA CITY LAB」活用術(最新情報版)

「名古屋で新しいビジネスを始めたいけれど、最初の一歩をどう踏み出せばいいのだろう…」
「革新的なアイデアはあるけれど、それを試す場所も資金も、そして実績もない…」
創業期の経営者の皆様から、このようなお悩みを伺うことは少なくありません。特に、これまでにない新しいサービスや技術は、その価値を理解してもらい、社会に受け入れられるまでに多くのハードルがあるものです。
しかし、もしあなたのその斬新なアイデアを、名古屋という街を舞台に、しかもサポートも受けながら試すことができるとしたら、どうでしょうか?
実は、名古屋市にはそんな夢のようなプログラムが存在するのです。それが、「なごやまちなか実証『NAGOYA CITY LAB』」です。
この記事では、創業間もない経営者やこれから名古屋で起業を目指すあなたが、この「NAGOYA CITY LAB」という素晴らしい機会を最大限に活用するためのヒントを、最新情報も交えながらわかりやすくお伝えします。この記事を読めば、NAGOYA CITY LABがどのようなプログラムで、どんなメリットがあり、あなたのビジネスにどう活かせるのか、そして今まさにどのようなチャンスが広がっているのか、きっと具体的なイメージが湧いてくるはずです。
『NAGOYA CITY LAB』とは? ~名古屋があなたの「実験場」になる~

まず、「NAGOYA CITY LAB」とは一体何なのでしょうか?
これは、名古屋市が主導して行っているオープンイノベーションプログラムです。簡単に言うと、スタートアップ企業などが持つ新しい技術やユニークなアイデアを、名古屋市内の商業施設や商店街といった「民間フィールド」で実際に試す(=実証実験する)ことを応援してくれる取り組みなんです。
名古屋市は、「世界の実証実験都市なごや」の実現を目指しており、まさに街全体を新しいチャレンジの舞台にしようとしています。
「なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫です。このプログラムは、革新的なアイデアを持つ創業者や、新しいサービスを社会に問いたいと考えている企業にとって、またとないチャンスを提供してくれます。
ここがスゴイ!『NAGOYA CITY LAB』の魅力
では、具体的にNAGOYA CITY LABにはどのような魅力があるのでしょうか? 特に注目したいポイントをご紹介します。
魅力1:『最大250万円の支援金も!手厚いサポート体制』
新しいことを始めるには、やはり資金面が気になりますよね。NAGOYA CITY LABでは、実証実験にかかる費用の一部として、スタートアップに対して上限250万円/実証プロジェクトの支援金が用意される場合があります。
しかし、魅力はそれだけではありません。資金面に加えて、実証推進に係る専門的アドバイスの提供、本市主催イベント等での広報活動の推進、大学・研究機関等における技術相談のあっせん、さらには客員起業家による相談機会の提供まで含まれているのです。これは、まさに至れり尽くせり。事業をぐっと成長させるアクセルになり得ます。
魅力2:『リアルな場所で試せる!「民間フィールド」という価値』
あなたの画期的な商品やサービスも、机上の空論では意味がありません。実際に人々に使ってもらい、その反応を見て改善していくことが不可欠です。NAGOYA CITY LABでは、名古屋市内の実際の商業施設や商店街、駅周辺などが「民間フィールド」として提供され、あなたのアイデアを試すことができます。
これは、自分たちだけではなかなか確保できないリアルな実証の場を、名古屋市が提供してくれるということ。ユーザーの生の声を聞き、サービスを磨き上げる絶好の機会であり、社会実装への大きな近道と言えるでしょう。(※民間フィールドの候補は随時追加される可能性もありますので、最新情報をご確認ください。)
魅力3:『名古屋市がバックアップ!信頼と実績作りの大きな一歩』
スタートアップ企業にとって、「信頼」や「実績」を積み上げることは非常に重要ですが、時間もかかります。しかし、NAGOYA CITY LABのプロジェクトに採択されるということは、あなたのアイデアや技術が名古屋市から一定の評価を得た証にもなります。
行政が関わるプロジェクトに参加することで、社会的な信頼性が高まり、その後の事業展開やさらなる資金調達の場面でも有利に働く可能性があります。これは、創業間もない企業にとっては特に、大きな強みとなる「お墨付き」と言えるのではないでしょうか。
【最新情報】令和7年度 NAGOYA CITY LAB 応募のチャンス到来!

まさに今、この「NAGOYA CITY LAB」の令和7年度事業への参画企業を募集しています! (本記事執筆時点:2025年5月16日)
「自分のアイデアも試せるかも?」と思ったあなた、具体的なスケジュールや内容をチェックしてみましょう。
募集期間:
- 令和7年5月13日(火) ~ 令和7年6月6日(金) 23:59まで
オンライン説明会:
- 令和7年5月21日(水) 10:00~11:00 に実施
- (もし参加できなかった方も、公募要領などをしっかり読み込めば大丈夫です。公式サイトで資料が公開されているか確認してみましょう。)
募集対象:
- 民間フィールドにおいて、先進技術の活用や独創的なアプローチによる実証を希望するスタートアップ企業。
- (国内外の企業を問わず、新技術や新たなビジネスモデルで成長を目指す企業が対象です。)
選定件数(予定):
- 6件 の実証案を選定予定。
主な支援内容:
- 支援金の支払い: スタートアップには最大250万円/実証プロジェクト、民間フィールドには最大50万円/実証プロジェクト。
- 実証に必要な調整
- 本市主催のイベント等での広報活動の推進等
- 大学、研究機関等における相談の斡旋
- 客員起業家による相談機会の提供
応募方法:
- Webフォームからお申し込みください。 詳細は「NAGOYA CITY LAB」の公式ウェブサイトでご確認ください。
主な審査プロセスと今後のスケジュール(予定):
- 1次審査(書類審査): 提出された応募書類により審査。(6月中旬~)
- マッチング会の実施: 1次審査通過者向け。民間フィールドへの理解を深める交流会。(令和7年6月25日(水) 午後予定)
- 実証計画書の作成・提出: 1次審査通過者が、具体的な実証計画書を作成。
- 2次審査(書類審査+事務局面談): 実証計画書に基づき、書類および面談で審査。
- 実証計画書の精緻化・民間フィールドとのマッチング: 事務局や客員起業家と実証内容をブラッシュアップし、民間フィールドとマッチング。
- 最終審査(プレゼンテーション審査): 外部有識者を含む審査員によるプレゼンテーション審査で実証候補者を決定。
- 実証プロジェクトの実施: 令和7年9月頃 ~ 令和8年2月下旬頃
- 成果報告: 令和8年3月頃に成果報告の場が設けられる予定です。
(※上記は記事執筆時点での主な情報です。応募条件や審査項目などの詳細は、必ず「NAGOYA CITY LAB」の公式ウェブサイトや募集要領で最新の情報をご確認ください。)
『NAGOYA CITY LAB』は、いわば「名古屋版サンドボックス」?
ここまでNAGOYA CITY LABの魅力と最新の募集情報をお伝えしてきましたが、こうした「新しいことを期間限定で試してみる」という取り組みは、実は国レベルでも推進されています。
その代表的なものが「サンドボックス制度」というものです。これは、新しい技術やビジネスモデルを試す際に、既存の規制を一時的に緩めることで、自由な実証実験を可能にする制度です。「砂場(サンドボックス)」で子供たちが自由に遊ぶように、まずは限定された環境で試してみよう、というわけですね。
NAGOYA CITY LABも、まさにこのサンドボックス制度のように、名古屋という地域で、新しい技術やサービスを「試す」ことを力強く後押ししてくれる、いわば「名古屋版サンドボックス」のような性格を持つ取り組みと捉えることができるかもしれません。
NAGOYA CITY LABは、国全体の制度よりもっと身近で、地域に根差した形で新しい挑戦を後押ししてくれる「実験の場」と言えるでしょう。
国のサンドボックス制度や、事業を始める前に「このビジネスモデルは法律的に大丈夫かな?」といった疑問を解消できる「グレーゾーン解消制度」について、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
規制の壁を超えて挑戦する!グレーゾーン解消制度とサンドボックス制度の活用ガイド ↗
創業者にとっての『NAGOYA CITY LAB』活用戦略とは?
では、創業者の皆さんは、このNAGOYA CITY LABをどのように活用できるでしょうか?
- アイデアはあるけれど、どう具体化すれば良いか悩んでいる方へ:
NAGOYA CITY LABは、あなたのアイデアを具体的な形にし、社会に問うための絶好の機会です。専門家のアドバイスを受けながら、実証実験を通じてビジネスモデルを磨き上げることができます。
- PoC(概念実証)の場として:
新しい製品やサービスが本当に市場に受け入れられるのか、その「概念実証(Proof of Concept)」を行う場として最適です。リアルなフィードバックは、何物にも代えがたい財産となるでしょう。KPI(重要業績評価指標)を設定し、仮説検証を進めましょう。
大切なのは、「自分のビジネスで、名古屋のどんな課題を解決できるだろうか?」「この技術を試すことで、どんな新しい価値を街に提供できるだろうか?」という視点を持つことです。あなたのその熱い想いとユニークなアイデアを、名古屋という街を巻き込んで形にするチャンスが、ここにはあります。
まとめ ~名古屋で挑戦するあなたへ~
今回は、名古屋市が推進するスタートアップ支援プログラム「NAGOYA CITY LAB」について、最新の募集情報も交えてご紹介しました。
最大250万円の支援金の可能性、専門家によるサポート、そして何より名古屋の街なかで自らのアイデアを試せるという貴重な機会は、名古屋でこれからビジネスを大きく飛躍させたいと考える創業者にとって、非常に大きな魅力ではないでしょうか。
私たち名古屋創業融資支援オフィス@本山は、単に税務や会計のサポートをするだけでなく、名古屋で頑張る起業家の皆様が持つ夢の実現を、あらゆる角度から全力で応援したいと考えています。このような有益な情報提供を通じて、皆様の事業成長の一助となれれば幸いです。
NAGOYA CITY LABは、まさに「世界の実証実験都市なごや」を目指す名古屋市の意気込みの表れです。このチャンスを活かさない手はありません。まずは、NAGOYA CITY LABの公式サイトをチェックして、あなたのアイデアがどのように活かせるか、想像を膨らませてみてはいかがでしょうか。
名古屋という街で、あなたの挑戦が花開くことを心から応援しています!
FAQ(よくあるご質問)
Q1. NAGOYA CITY LABの応募はいつでもできますか?
A1. NAGOYA CITY LABは、通常、年に一度など公募期間が定められています。記事内でご紹介したように、令和7年度の募集は令和7年6月6日(金)23:59までとなっています。常に最新の情報を公式サイトでご確認いただくことをお勧めします。
Q2. どんなアイデアでもNAGOYA CITY LABに応募できますか?
A2. 基本的には、名古屋市内の「民間フィールド」で実証実験が可能で、都市の課題解決や市民生活の質の向上に繋がるような、先進的な技術や独創的なアイデアが歓迎される傾向にあります。過去の採択事例なども参考に、詳しくは公募要領を確認してみましょう。
Q3. NAGOYA CITY LABの補助金以外に、具体的にどんなメリットがありますか?
A3. 資金的な支援に加えて、実証実験を行うための場所(民間フィールド)の調整支援、専門家からのアドバイス(メンタリング)、成果発表の機会や広報活動のサポートなど、事業を具体的に前に進めるための様々なバックアップが期待できます。客員起業家による相談機会も提供されます。
ご相談窓口
この記事を読んで「NAGOYA CITY LABに挑戦してみたいけれど、事業計画の作り方がわからない」「資金調達についても相談したい」と感じた名古屋の創業者・経営者の皆様、どうぞお気軽にご相談ください。私たち名古屋創業融資支援オフィス@本山は、税務・会計の専門家として、また地域に根差したビジネスサポーターとして、あなたの挑戦を力強くバックアップします。
参考資料
- なごやまちなか実証「NAGOYA CITY LAB」 | 名古屋市経済局イノベーション推進部スタートアップ支援室
https://nagoya-city-lab.jp/ ↗ - 名古屋市:報道資料 令和7年5月13日発表 「NAGOYA(ナゴヤ) CITY(シティ) LAB(ラボ)」において、まちなかで実証を行うスタートアップを募集します!!(市政情報)
https://www.city.nagoya.jp/keizai/page/0000186462.html ↗ - 経済産業省「産業競争力強化法に基づく事業者単位の規制改革制度」(グレーゾーン解消制度・サンドボックス制度など)
https://www.meti.go.jp/policy/jigyou_saisei/kyousouryoku_kyouka/shinjigyo-kaitakuseidosuishin/ ↗
(注: 上記URLは記事作成時点のものです。リンク切れや内容変更の可能性があります。)
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